人並みに自分の元へも正月はやってくる。
「ロスト・イン・トラストレーション」と「王子と踊り子」をU-Nextで観た。
「ロスト」の方は、ビル・マーレーとスカーレット・ヨハンソン主演の大人の純愛ストーリー。
ビル・マーレー演ずる旬を過ぎたハリウッド俳優と夫に同行して東京にやってきた若妻の恋愛未満の関係を描くソフィア・コッポラ監督作。
ビル・マーレーは、子供の頃「ゴーストバスターズ」とかで観たおっさんという印象で最近ウェス・アンダーソンの作品を観たらそれにも出演していて、なんとなく優しそうなおっさん俳優というイメージだった。
「ロスト」には日本人を馬鹿にするような描写も多々見受けられてそこをどう捉えるかでこの作品に対する感想も異なるかもしれない。
若い頃のスカーレット・ヨハンソンは恐ろしく可愛くセクシーでそれなのにホテルの一室で退屈そうにパンツ一丁姿だったり。
スカーレット・ヨハンソン演ずる若妻は、大学を卒業したけれどこれからの自分の進路に迷いを感じていて夫は優しいけれど仕事に夢中で、東京での彼女は孤独と退屈を持て余している。
そんなところに現れたスターのボブは、夫婦生活も25年目に突入して「中年の鬱」に陥っている。
そういう二人は宿泊しているホテルで知り合い、意気投合する。
が、彼と彼女はベットを共にしない・・・結局最後はボブが帰国してしまうけれど帰りのタクシーの中から雑踏を歩く若妻シャーロットを発見し走り寄り彼女に耳打ちをする。
その内容は、明かされない。
このあたりが、キュンキュンして良かった。
この作品のビル・マーレーは大人の男の魅力があってスカーレット・ヨハンソンみたいな若くって綺麗な女の子がグラッとくるのがリアリティーがあった。
しかし、それだけの話なので出演者のファンでなければ、それ程面白くもないだろう。
「王子と踊り子」はローレンス・オリビエが主演だけではなく監督もしていて共演のマリリン・モンローが製作に携わっている。
マリリン・モンローはこの頃31歳で、優しくセクシーな雰囲気は他の作品と変わらないけれど他のマリリン作品の役柄より賢そうな人物としてこの踊り子役を演じている。
ハッキリ言ってマリリン・モンローの映画は総じてつまらないと思う。
マリリン・モンローの映画で面白かったのは「七年目の浮気」と「お熱いのがお好き」
で監督がビリー・ワイルダーだからだろうし。
最期恋が実らないところが、理性的で良かったとは思うけれど。
この作品も映画としてはそれ程面白いとは個人的には思わなかった。
映画とは、関係ないけれど近所のセブンイレブンの店員が昼間いる女の店員はともかくとして夜から深夜にいる男の店員がツンケンしていて不愉快だ。
子猫時代のちょこちゃん↓