「恋のゆくえ」というタイトルだから恋愛映画かと思ったら、人間ドラマだった。
ピアニスト兄弟を演ずるのは、実際に兄弟であるボー・ブリッジスとジェフ・ブリッジス。
性格も見た目もあまり似ていない兄弟を実際の兄弟が演じている。
この作品では、30代後半だったジェフ・ブリッジスが格好いい。
ジャックは、同じアパートに住む女の子と仲が良いのだけれど、途中までどういう関係だか分からなかった。
何せ自分なんかは、同じアパートの人なんて顔も知らない訳だから。
こんな風に世代も違うのに悩み事を語り合ったりする「同じアパートの住人」なんて居るんだ・・・と。
ピアニスト兄弟は、ピアノのみが飽きられていて女性ボーカルを募集し、応募してきて
一緒にクラブで演奏する事になる・・・これがスージー・ダイアモンド(ミシェル・ファイファー)
ラストも曖昧だしストーリーはシンプルで途中ちょっと飽きてしまった。
ミシェル・ファイファーは、実際歌っているみたいだけれど歌手のプロ程上手いかどうかと言うと疑わしい。
安アパートに気ままに暮らすジャックみたいな男って晩年どうなるんだろう、と要らぬ事を考えてしまった。
人と向き合うのは難しい事だ。