「私は生きていける」はシアーシャ・ローナン主演のイギリス映画。
観ている間「誰かに似ている・・・」と思ったけれど若い頃のロマーヌ・ボーランジェにローナンちゃんは似ている、と思う。
突如第三次世界大戦が勃発したイギリスを舞台に複雑な家庭環境で育った少女デイジー(シアーシャ・ローナン)の恋と成長を描いた作品。
核爆発や第三次世界大戦に関する描写が、実際起こったらこんなもんじゃあ済まないだろう・・・と言うか。
「少女の恋と人間的な成長」を描く事に重きが置かれていて「戦争の描写」が悲惨さは伝わるけれど、リアルさがない。
スタイリッシュな映像や音楽は良いと思うし、最後まで観れたけれど。
戦争の背景がさっぱり分からなかった。
テロリストなのか国同士の戦争なのか、それすらよく分からないと言うか。
戦争や核爆発の件の細部が適当すぎる。
「少女の恋と成長」を描くか第三次世界大戦を描くかどっちかに絞ってほしかった。
どっちのパートも中途半端になってしまっている気がする。
似ている!