今日は、一日家に居て又しても「過去の事柄」を思い出し過去は大抵悪いので(ろくな人生を送っていないので)陰鬱な気持ちになった。
原作小説を既に読んでいたので一つ一つのエピソードは知っていたけれど(「たけしくんハイ!」も「漫才病棟」も読んでいたし)
よくできた映画で楽しめた。
監督と脚本は、劇団ひとり。
たけし役は、柳楽優弥という役者さんで初めて見たけれど猫背の感じとか首をカクカクやるしぐさとかよく研究していて上手いなぁという感じ。
師匠の深見千三郎役が大泉洋、役者としてはよく知らなかったけれど(テレビに出ているのは見た事がある)器用な芝居をするなぁという印象。
この二人の師弟関係と時代が過ぎ去ってしまった浅草の演芸場からテレビの売れっ子にたけしがなるまでの様を描いている作品。
タップやコントのシーンは楽しいし、人と人の絆や人情をキッチリと描いていて感動した。
ジュディ・ガーランドの伝記映画は、ガッカリしたけれどこちらは満足。
何が違うんだろう・・・と思うけれど登場人物が「ジュディ 虹の彼方に」は暗いんだ。
事実なんだろうけれど、ジュディ・ガーランドの明るい部分才能があって・・・みたいなとこにもっとスポットを当ててくれれば・・・。
美化しなくってもいいけれど、あれでは魅力的に見えないと思うけれど。
因みに洋画にも「パンチライン」という芸人の卵たちを描いた作品があるけれど
ジョークが文化が違ってよく分からない部分があるけれど、日本人が作った笑いをテーマとした作品の笑いの方がストンと腑に落ちる。
お前と会った仲見世の~♪煮込みしかない鯨屋で~♪