アルジェリアの戦地から帰還した軍医バランを当時人気絶頂のアラン・ドロンが演じていて同じ船で帰還したアメリカ人の傭兵の役ををチャールズ・ブロンソンが演じている。
ドロン演ずるバランは、戦時中間違って同僚の軍医を撃ち殺してしまい心に深い傷を負っている。
その同僚の恋人(?たぶん・・・説明不足でよく分からんかった)からの要請で地下にある金庫破りをするハメになるドロン。
金の匂いを嗅ぎつけてその計画に半ば強引な感じで参加してくる、アメリカ人傭兵(元)のブロンソン。
しかし金庫は空っぽで・・・というお話。
「金庫が空っぽ」ってのはドロンとブロンソンを冤罪でハメようとした人物が居てそれはどうやら・・・。
というようなお話、最後のオチはネタバレになるので。
金庫強盗の過程で二人そろって閉じ込められたりしている間に、男2人の間には友情が芽生えて・・・というそこがこの作品のキモというかメインテーマなのかもしれない。
それが原因なのかそれ以外の箇所は脚本が分かりづらく荒唐無稽なシーンもあったりする。
(金持ちの人身売買みたいな・・・なんだったんだありゃ・・・)
チャールズ・ブロンソンの出演作品は今回観た「さらば友よ」の他は「狼よさらば」しか見ていないのだけれど顔は「くしゃっ」としているけれど体は締まっていてブヨブヨしたみっともない体形ではない。
「よっ名シーン」みたいなのもいくつかあるので「観てソン」という事はないけれど案外脚本がゴチャゴチャしていてとにかくよく分からない部分があるので手放しに「良かった」とは言い難い。