日曜日。

暑いだろうに「孤独を好むハードボイルド、猫」のちょこちゃんは午前中はずーっとロフトの上で寝ていた。

寂しい気持ちでちょこちゃんの名を呼ぶがジュディーは呼べば駆けつける犬のような性格の猫だったが、ちょこちゃんは典型的な「猫の性格」なのでマイペースこのうえなく

いっくら呼んでも無視する。

仕方ないので一人でU-NEXTで「潮風のいたずら」を鑑賞した。

カート・ラッセルゴールディ・ホーンという本当に事実婚をしている2人共演のラブコメ

二時間弱の娯楽作で、テンポも良く楽しい作品だった。

ゴールディ・ホーン演ずるジョアナは、高慢ちきな富豪夫人で地元の大工ディーンに船内家具の制作を依頼するが「出来」に不満を持ち難癖をつけ料金を払わずディーンを海に突き落としてしまう。

その夜船から誤って転落しジョアナは記憶喪失になってしまう。

なんとか金を引き出そう、と画策したディーンは、彼女の夫である、と偽りジョアナを四人の子供が待つ自宅へ連れて行き「家政婦」のようにこき使い出す。

そうこうする内に二人の間には恋が芽生えて・・・というような、実際はありえないお話。

「記憶喪失」になったからといってホーン演ずる「ジョアナ」の性格が高慢ではなく「健気な可愛い女」に変わったりするもんかねぇ・・・と思いながら観ていたけれど。

ディーンはシングルファザーで「四人の子供」(息子ばかり)が全員悪ガキでいたずらばかりしているけれど、少しずつ「ジョアナ」に懐いてくるところとか「別れのシーン」で車を追いかけるシーンとか、感動してしまった。

ジョアナの母や夫、執事など脇の人物もよく描けていて面白かった。

↓くつろぐ、ちょこちゃん