「サンセット大通り」「マラソンマン」

「サンセット大通り」

借金の肩代わりに車を没収されそうなB級映画の脚本家がひょんな事からかつての大女優ノーマ・デズモンドの屋敷に迷い込み紆余曲折を経て殺されてしまうまでのお話。

B級脚本家ジョーの一人称の回想で話が進むから「どうしてノーマがここまで過去の栄光に囚われてしまったのか」がぼんやりとしか伝わってこない。

最終的にジョーは殺されてしまうけれど、あまり同情できないというか、ちょっと狡い男だと思った。

「マラソンマン」

大学生に見えないダフティン・ホフマンが陰謀に巻き込まれるお話。

ローレンス・オリヴィエやロイ・シャイダー等豪華な配役。

途中まですごく面白いのに後半失速した印象。

歯医者拷問シーンはやはり恐ろしかった。

 

 

スカーフェイス 再考

ここ数日先日鑑賞した「スカーフェイス」について色々考えた。

確か初めて観たのは30年以上前十代の頃ビデオで観た覚えがある。

破滅の美学ってか後半他人が信用できなくなるところ等感銘を受けた。

(自分も他人を信用できない性質なので)

改めて先日鑑賞したら「トニー・モンタナ」自体は色々問題がある人物なのは間違いないんだけれどアル・パチーノが魅力的に演じているからか「憎めない男」に見える。

この「憎めない」ってのはあくまで「映画の登場人物」だからであってトニーはラスト近く妹の旦那で親友を殺してしまったり決して通常「近くに居て欲しい人物」ではないのは言うまでもない。

トニー・モンタナって男は、とにかく他人から馬鹿にされて生きてきたんだろう、という。

それ自体は致し方ない事なのかもしれないけれど、そういう数多の社会の底辺にくすぶっている人達の悔しさや憤りを体現していると言うか。

そういう男が一旦成功を手にして転落していく、この様がエネルギッシュに描かれていて面白い。

決して褒められた人物ではないけれど、妙に心に残るというかそれが「トニー・モンタナ」という男だと思う。

 

 

恋におちたシェイクスピア

シェイクスピアが「ロミオとジュリエット」を書き上げるまでのお話。

シェイクスピア役の俳優の顔がにニヤケ面というか好きになれない。

ニヤケ面なだけあってシェイクスピアは、女好きで一応結婚もしているよう。

それなのに良家のお嬢さんに手を出してこのお嬢さんもお嬢さんで前半は婚約者が居るし後半はその人と結婚する、にも関わらずシェイクスピアとは切れていない。

純愛には見えないのに、「純愛である」という前提で話が進み周囲の人達を二人は振り回し。

でよく分からない内に終わった、脚本家が主人公なのにそもそもこの映画の脚本自体が

全体的に「何を主張したいのか」さっぱり分からず。

雰囲気とか役者とかはいいのに、もうちょっと脚本を練らないと。

なんのこっちゃ分からなかった。

君が生きた証

学校で発生した銃乱射事件の犠牲になった息子の父親はそれを機に酒浸りになり・・・というお話でこの父親の再生を描いた作品なのかなぁ・・・と思ったら。

途中になって「実は息子が加害者でした」とどおりでお父さんは「被害者の父」にしちゃ色々倫理観の乏しい言動が多々ある人だと思ったら。

どうしてそのような事態に陥ったのかについては、深堀せず「加害者家族の苦悩ととりわけ父親の自暴自棄とそれに伴う孤独」みたいなものを描いていた。

どんな息子でも息子は息子なんだろう・・・とは思うけれど観終わった後腑に落ちないようなモヤモヤが残る。

 

スケアクロウ

ここ数日の間観た「アル・パチーノ主演作」の中で一番アル・パチーノが若かった。

アル・パチーノとジーン・ハックマンが連れ立って「洗車屋をやる」という目的の元旅をするロードムービー。

「スカーフェイス」のトニー・モンタナを演じたのと同一人物と思えない程キャラが違うライオン役をアル・パチーノ刑務所から出たばかりの大男マックスをジーン・ハックマンが演じている。

どちらも「ニューシネマより前」だったら「映画の主要登場人物」にはならなかったような社会の底辺にいる人達。

そんな男二人が助け合って旅をする過程でいろんな事が起こる。

余韻の残る良い映画。

 

スカーフェイス

ここ数日の間観た「アル・パチーノ主演作」で一番面白かった。

犯罪者が主役なのに、ラストとにかく彼が気の毒でならなかった。

結局「教育」の問題なのかなぁ、と家庭環境が悪くって教育を受けられないと

「マフィア」になるしかなくなって、そうなるとこのような結果になってしまうのか。

本人が悪いのだけれど最後は妻にも逃げられ親友も殺してしまい誰も信用できなくなって薬中みたいになってしまう。

 

 

セント・オブ・ウーマン/夢の香り

再びアル・パチーノ主演作。

盲目の退役軍人スレード中佐はニューヨークで豪遊した後自らの命を絶とうと決断し苦学生のチャーリーを伴いニューヨークに赴くが・・・云々というお話。

この題材にしては長すぎると思う。

中盤登場するガブリエル・アンウォーは自分が映画の中で見た中でベスト3に入る本物の美女だと思った。

そこまで関心しなかったけれど、タンゴのシーンや最後の演説などいくつか名場面あり。