「恋の罪」というタイトルで東電OL殺人事件から着想を得た作品らしい。
なんとなく知っている「東電OL殺人事件」とちょっと違うというか園子温は、あの事件をこう見たという事なのかな・・・。
前半は、園子温の実際の奥さんでもある神楽坂恵演ずる小説家の妻と小説家の夫の生活を日活ロマンポルノ風に描写。
何不自由ない小説家の妻いずみは、美津子という昼は大学教授夜は、売春婦をする女性と知り合い美津子に「娼婦の特訓」をされて「愛のないsexは金を取れ」等と美津子からいずみは激を飛ばされ立派な娼婦になっていく・・・。
殺された美津子の事件を追う女刑事に水野美紀。
美津子の母親役の女優さんの芝居が迫力があった(お上品サイコパスみたいな感じ)
独特の園子温ワールドなので実際の「東電OL殺人事件」からかけ離れてしまっているような気がするけれど。
水野美紀演ずる女刑事も不倫をしていて「女には、人間には二面性がある」というような事が言いたいのかな、と。
神楽坂恵は、爆乳だが全体的にsexシーンはさほどエロティックでもなかった。
前半はグダグダした日活ロマンポルノ風だが後半は、それなりに楽しめた。
しかし、よく分からなかった。