Excelの資格を取得できたので、やっと映画を以前と同様楽しんで観ている。
U-NEXTで「新婚道中記」という古ーい艶笑喜劇を観た、因みにケイリー・グランド、アイリーン・ダン共演でレオ・マッケリー監督作品。
好きなのに意地を張りあっているという昔の少女漫画のような展開(この映画の方が古いけれど)で他愛もない内容。
又、岩井俊二監督「ラストレター」も観た、不思議な作品で観ている間は楽しめるのに思い返すと、とてもとても変な映画のような気がする。
冒頭「美咲」という中年女性が自殺し、その妹裕里(松たか子)が報告も兼ねて同窓会に出席するが同窓会で「美咲」と間違われて否定するタイミングを逃し妹裕里は「美咲」として振る舞い帰宅するが帰路小説家乙坂鏡史郎と名乗る男に話しかけられ彼は美咲を25年間愛し続けていた男で連絡先を交換し、「姉 美咲」に成りすまして彼と手紙のやり取りをする裕里・・・。
姉美咲の学生時代と美咲の娘役の二役を演ずる広瀬すずの透明感だとか要所要所で良いシーンは沢山あるのに展開に無理がありどうにかこうにか辻褄はあっているけれどおかしな点が何点かあるように感じてしまう。
血の繋がらない犯罪者集団が一応表向き「家族」の体で暮らしているという話。
「万引き家族」と言っても万引きで生計を立てている訳ではなく各々低収入ながらも働いている。
だから「万引き」は副収入みたいなものなのか・・・という。
後半の海水浴シーンなどは、偽りの家族だけれどここには確かな絆がある、という感じで良かった。
最後男の子が意図的に捕まる事によってこの「偽りの家族」は瓦解していく。
リリー・フランキー、樹木希林、安藤サクラなど実力派をキャストに迎えた意欲作。
個人的には、家族とは悪とはなど考えさせる部分があって良い作品だと思う。
しかしパルムドールを獲得する程かどうかは疑問。
「シングストリート 未来へのうた」音楽が良い、観ている間は最高に楽しいが冷静になったらたいしたストーリーでもなかった。
ラストも思わせぶりで何が言いたいんだか分からない。
↓「シングストリート 未来へのうた」