又、主人公が最後「死刑」になる映画を観た・・・。

「天国の駅」を鑑賞した。

戦後初の女性死刑囚小林カウを「吉永小百合」が演じていて一度目の夫はカウに毒殺されて(一度目の夫は暴力も振るっていたし「殺されても致し方あるまい」というような描写にはなっていた)カウの愛人警察官に三浦友和、二度目の夫を津川雅彦、カウを慕う知的障害の青年を西田敏行が演じている。

全体的に吉永小百合演ずる「死刑因 カウ」は善良で受け身の被害者として描かれていて「殺人犯」という言葉からは程遠い印象。

実話ベースなのに実際の「カウ」や彼女が引き起こした事件とは全く違う話になっているようで。

とにかく主演が「吉永小百合」である為に「汚れ役」と言いながらも悪くは描けないようで「善良な女」という風に描かれていた(二人も人を殺して「善良」っつー事はないような気がするけれど)

主演の吉永小百合以外は業が深い味わい深い演技を披露していたけれど、吉永小百合は「美しき木偶の坊」というか、ベットシーンも脱がないところとかイライラする。

この映画に出演したのは三十代だと思うけれど、とにかーく綺麗。

綺麗すぎて「逃走している殺人犯」には全く!全く見えない。