日曜日。

やっと書類選考が通過した為来週は、面接。

ユーネクストで「セックスと嘘とビデオテープ」「愛情物語」を鑑賞した。

セックスと嘘とビデオテープ」はスティーブン・ソーダバーグ監督の1989年制作のアメリカ映画。

セックスと嘘とビデオテープ」は想像したより(タイトルから)ずっと奥深く面白い傑作だった。

専業主婦のアンの夫は優秀な弁護士だがアンの妹と不倫関係にある。

夫の友人グレアムが家探しの為数日泊まることに。

グレアムは夫とはタイプが異なり芸術家のような雰囲気をまとう男だった。

やがてグレアムが女性の性体験の告白インタビューを見ながら全裸になる性癖をもっている事が発覚し堅物のアンは嫌悪感を示すが、アンの妹で夫と不倫中の妹は彼に興味を持ち接近する。

夫の浮気が発覚したアンは、これまでの人生や性体験をビデオの前で告白する事によって欺瞞に満ちた彼女の人間関係や彼女自身から解放されていく。

おおよそこのような内容で現代アメリカ人の苦悩や欺瞞に満ちた人間関係などがテーマの傑作人間ドラマ。

「愛情物語」は実在した音楽家の生涯を描いた作品。

主人公エディーは冒頭ピアニストになる為田舎から都会に出てきた若者の筈だがどーいう訳か既に中年に差し掛かっているようにしか見えないタイロン・パワーが演じている。

エディーが世に出る為支援してくれた女性マージョリーとエディーは結婚するが息子を出産したマージョリーは死んでしまう。

(なんで唐突に死ぬのか驚いたが、昔はお産で亡くなる事は珍しくなかったのかな、と想像した)

出産によって妻を亡くしたエディーは息子と距離を置いてしまう。

戦争が勃発し海軍に入隊し戦後復員したエディーは息子ピーターを訪ねるがピーターは同居するチキータになついておりチキータのアドバイスに従って息子とエディーは父子らしくなっていくがやがてエディーが余命一年である事が発覚しエディーとチキータは結婚する。

・・・とこのようなお話。

タイロン・パワーは元々ピアノが弾けたのでは、と思う程実際に弾いているように見えた。

演出が秀逸だったが家族愛に関しては、あまりピンとこないたちなので最後まで鑑賞したが、それほど感銘は受けず。

 

日曜日。

今日も一人で孤独に過ごしている。

一人だと「嫌な思い」をしなくって済む為気が楽で楽しくってたまらない。

土曜日は、就労移行事業所で「東京ゴッドファーザーズ」と「THE有頂天ホテル」を鑑賞した。

東京ゴッドファーザーズ」は数年前既に観たのだけれど面白かったのでリクエストして皆さんと(就労移行事業所の)と観た。

「皆さんと」といっても自分ともう一人女性の利用者のみしか観ていなかったけれど・・・。

東京ゴッドファーザーズ」は今敏監督作品で「今敏」と言えば「パプリカ」という作品をこれまた数年前鑑賞した記憶があるが、「パプリカ」の方は難解だった。

東京ゴッドファーザーズ」の方は気楽に楽しめる娯楽作。

三人のホームレスが赤ん坊を拾いその子の親を探す過程を描いた作品。

この「三人のホームレス」が善良でお馬鹿な愛すべきキャラクターで楽しめる。

「THE 有頂天ホテル」の方は大晦日のあるホテルを舞台にした群像劇。

バタバタやっているだけでストーリーらしきストーリーもないのだけれど。

後半津川雅彦登場、もっと出演場面が多ければよかったのに・・・。

 

ちょこちゃんは、寒いようでくっついてくる、頭をスリスリしてきたり。

給付金では、座椅子やタブレットを購入した。

 

近況。

5万円給付金が振り込まれたので、今日は駅前の古着屋でセーターを買う予定。

U-NEXTで「蘇る金狼」を三十年ぶりに鑑賞。

一言で言うと「荒唐無稽な漫画」だと思うんだけれど・・・。

松田優作演ずる「朝倉」という男は、昼は真面目なサラリーマンだがしかしてその実態は企業を脅して乗っ取りをたくらむ悪だった・・・。

と、このような話で単独で銀行強盗をしたり朝倉よりもっと悪い重役たちを脅したり。

計画はうまくいって見事彼は、金と地位を手にするが最後は情報を引き出す為に麻薬漬けにした重役の愛人京子に刺される。

この映画自体は「松田優作を恰好良く描く、漫画」だから途中の銃撃戦でどう考えても「弾に当たる」というタイミングでも絶対に当たらない。

それなのに「弱い女」(昔の作品だから女はとことん弱く描かれている)

に刺されて絶命するとは、なんという皮肉!・・・みたいな・・・。

全体的に「妄想チック」というか(男の夢というよりは、「妄想」という感じ)男のナルシシズムというか(女、金、地位を手に入れて高跳び・・・)

松田優作は、格好いいと思う、子供の頃観た時は、このように荒唐無稽だとは思わずひたすら松田優作が格好いいと惚れ惚れとしたが今観ると荒唐無稽で漫画チックでとにかく全てが古臭い(女の描き方、アクション)それでも最後まで楽しめるんだから、すごい。

十階のモスキート

崔洋一監督が亡くなった為そう言えばYouTubeの「観る予定の映画」という自分で作ったリストに「十階のモスキート」を入れていた気がする・・・と思って早速観た。

主演は、内田裕也で恐らく三十代後半の頃だと思う、若くってよく見ると「リチャード・ギア」に似ていて格好いい。

この内田裕也演ずる警察官が離婚した妻から慰謝料を請求されたり飲み屋のツケが溜まったり競艇にハマったりしている内にみるみる借金が増え、追いつめられ最後は「郵便局」に強盗に入る、というお話。

どういう訳かこの警察官「冴えない男」なのにやたら一人暮らしの狭いアパートに女を連れ込むもんだから、所謂「ベットシーン」が多い。

娘役が小泉今日子・・・小泉今日子と言えば「なっちゃんとパパ」では田村正和の娘役を演じていたが田村正和内田裕也では全然違う。

ニューシネマの影響を伺わせる80年代の日本映画。

最後まで飽きずに観れた。

日曜日と書いて「こどくなせいかつ」と読む。

今日も一日一人で過ごした。

漢検は、やはり落ちていた。

U-NEXTで「ルキノ・ヴィスコンティの世界」というドキュメンタリーを観た。

十代の頃ルキノ・ヴィスコンティの映画をよく観た、主にBSかWOWOWで観た記憶がある。

このドキュメンタリーを観ていたら「ヘルムート・バーカー」の事が気になってきて調べたら現在78歳で生きていた。

なんとなく「短命」なキャラクターのような印象を受けるので(勝手なイメージ)お爺さんになって生きていた事にビックリ。

現在の住居に越してきてから「家族の肖像」と「イノセント」を観た(まだ、ジュディーが生きていた頃)

久しぶりに「ルードヴィッヒ 神々の黄昏」でも観ようかな。

今日の出来事。

やっと、ちょこちゃんの為に「ペット保険」に加入した。

ちょこちゃんは、最近はさすがに寒いようで「ロフトの上で孤高の女」状態から脱して布団の上でぬくぬくしてくれるようになって良かった。

U-NEXTで「しあわせの雨傘」を鑑賞した。

先日鑑賞した「8人の女たち」があまりに良くってつい再び「フランソワ・オゾンカトリーヌ・ドヌーブ」作品を鑑賞してしまった。

カトリーヌ・ドヌーブの他は年々肥え太っていくジェラール・ドパリデューだとかが出演していた。

カトリーヌ・ドヌーブジェラール・ドパルデューと言えば「終電車」というトリュフォーの映画で大昔(何十年も前)共演していたなぁ・・・と遠い目をしてしまった。

終電車」の頃よりだいぶ貫禄がついたカトリーヌ・ドヌーブはこの作品では「元気なおばちゃん」(元美人)と言うような役柄。

ジャージの上下でジョギングしたりスト中に体調を崩した夫に代わって夫の経営する「雨傘工場」の経営に乗り出し軌道に乗せたり、この作品のカトリーヌ・ドヌーブは元気ハツラツとしていて若い頃の「薄幸の美人」という雰囲気とかなり違うけれどチャーミング。

そして「ジェラール・ドパルデュー」は体に悪いんじゃあないか、と言う位太っている。

期待した程ではなかったけれど、全体的には楽しめた。

又、就労移行事業所で「グレムリン」と「ラスト・アクション・ヒーロー」も鑑賞した。

 

 

 

今日の出来事。

漢検に関して今回は、不安を感じる。

二級の合格ラインは「80%の回答が合っている事」らしいけれど、勉強したテキストの範囲と出題範囲が違ってあまり解答欄を埋められなかった。

今は「日商PCデータ活用三級」の勉強をしている。

先程U-NEXTで「8人の女たち」を鑑賞した。

監督は、大好きなフランソワ・オゾン

出演女優が豪華で(登場人物は全員、女)雪に閉ざされて外部と交渉不可能状態の館で殺人事件が発生。

殺されたのは、館の主人「マルセル」で館には彼の妻、義理の母、妹、二人の娘、館の主人の妻の妹、美しいメイド(エマニュエル・ベアール)黒人のメイドの計8人。

状況から言ってこの中に犯人が居る模様。

・・・というミステリー仕立てのお話。

一見上品な女性たちには各々「裏側」があって虚栄心、嫉妬心などからいがみ合っている。

あまり明るいストーリーとも思えないだろうけれど、ミュージカルになっていて突然歌い出し(この8人が順番に)その為陰鬱な雰囲気が軽減されている。

一応どんでん返しもあるけれどミュージカルの要素もある為か「ガチガチのミステリーファン」だと拍子抜けしたようなオチかもしれない。

自分的には楽しめた。