近況。

5万円給付金が振り込まれたので、今日は駅前の古着屋でセーターを買う予定。

U-NEXTで「蘇る金狼」を三十年ぶりに鑑賞。

一言で言うと「荒唐無稽な漫画」だと思うんだけれど・・・。

松田優作演ずる「朝倉」という男は、昼は真面目なサラリーマンだがしかしてその実態は企業を脅して乗っ取りをたくらむ悪だった・・・。

と、このような話で単独で銀行強盗をしたり朝倉よりもっと悪い重役たちを脅したり。

計画はうまくいって見事彼は、金と地位を手にするが最後は情報を引き出す為に麻薬漬けにした重役の愛人京子に刺される。

この映画自体は「松田優作を恰好良く描く、漫画」だから途中の銃撃戦でどう考えても「弾に当たる」というタイミングでも絶対に当たらない。

それなのに「弱い女」(昔の作品だから女はとことん弱く描かれている)

に刺されて絶命するとは、なんという皮肉!・・・みたいな・・・。

全体的に「妄想チック」というか(男の夢というよりは、「妄想」という感じ)男のナルシシズムというか(女、金、地位を手に入れて高跳び・・・)

松田優作は、格好いいと思う、子供の頃観た時は、このように荒唐無稽だとは思わずひたすら松田優作が格好いいと惚れ惚れとしたが今観ると荒唐無稽で漫画チックでとにかく全てが古臭い(女の描き方、アクション)それでも最後まで楽しめるんだから、すごい。