日曜日。

漢字の勉強と算数の勉強をしているけれど、やはり算数の勉強は苦痛。

少数とか分数とか頭が痛くなってくる。

小学校四年生あたりまではなんとか理解できるけれど「中学 数学」となると全く分からない。

昼間は、Amazonprimeで「荒馬と女」を鑑賞した。

「荒馬と女」はクラーク・ゲーブルマリリン・モンローモンゴメリー・クリフトの遺作。

原題は「食い違い」みたいな意味らしい。

ゲーブル演ずる老カウボーイのゲイは「勤め人」的な仕事を忌避していて荒々しい男らしい自分の仕事に誇りを持っている。

しかし時代は移り変わり馬を捕獲しても競走馬として活躍するのではなく「犬の餌」にする為捕まえるようになってしまった。

そんな老カウボーイと仲間たちの前に離婚する為の手続きに町へやって来た美女ロズリン(マリリン・モンロー)が現れる。

生きる為馬を捕獲しなければならないゲイ達、しかし繊細なロズリンは彼らの信条が理解できず「生き物を殺さないで」と叫ぶ。

他の生き物の犠牲の上に成り立っている生という営み、それが理解できず「可哀想」という感情のみで「馬に同情」はしても決してゲイ達の事情や気持ちを推し量る事はできないロズリン。

「男と女」或いは「分かり合えない者たち」の「食い違い」をテーマにした人間ドラマ。

クラーク・ゲイブルの役柄は通常運転で相変わらず「男らしい」というキャラクターだけれどその裏にあるコンプレックスや弱さなども表現していていつもより人物造形に奥深さがある役どころ。

「荒馬と女」を鑑賞したら「或る夜の出来事」が観たくなって先程久方ぶりに鑑賞したが、やはり何度観ても面白い。