廃人日記in年末年始

U-Nextで「トラスト・ミー」「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」を観た。

「トラスト・ミー」は1990年制作のアメリカ映画だけれど、全く知らなかった。

この年代のアメリカ映画なら知っている筈なのに、知らず調べたら主演女優さんは

既に亡くなっていた。

毒親の元で抑圧された生活を送っている男女の恋愛を描いた作品。

この作品の監督であるハル・ハートリーの作品はU-Nextでみつけたら他も観たいと思った。

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」はウェス・アンダーソン監督の作品。

ウェス・アンダーソンの作風は別に好きな訳ではないのに

ダージリン急行」「グランド・ブタペスト・ホテル」「ムーンライズ・キングダム

とこの作品含め四作品も観てしまった。

全てに共通しているのは、とにかくオシャレ。

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」の主演はジーン・ハックマンで自分勝手だけれど憎めない父親役が、とっても良かった。

 

ちょこちゃんの前の飼い主からちょこちゃんの子猫時代の画像を貰った。

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廃人日記in読書する日々

U-Nextで「0、5ミリ」という映画を観た。

数か月前に観た「百円の恋」や「愛のむきだし」に出演していた安藤サクラ主演作品。

三時間超えで長く、その割に地味な内容で、家無し金無し、職無しヘルパーのサワさん(安藤サクラ)が、孤立した高齢者に取り入ってたくましくも生きていく様を描いているけれど・・・長い三時間超えは長い・・・。

坂田利夫演ずる自転車泥棒お爺ちゃんエピソードと津川雅彦演ずる女子高生写真集を万引きしようとした先生エピソードは面白かった。

最期の柄本明エピソードと冒頭の崩壊家族のオチエピソードが暗くって長くってよく分かんなかった(+_+)

端折って二時間でまとめれば、名作だったかも。

レビューに「長さを感じなかった」って書いていた人が居たけれど長さ感じた!

 

中山可穂著「愛の国」を読了した。

王子ミチル三部作の最終章。

「猫背の王子」「天使の骨」は昔読んだけれど、昔すぎて詳細は失念。

その状態で読んでも面白かったのでいきなり「愛の国」を読んでも十分楽しめる内容。

斉藤環という精神科医の本を読んでいるけれど、この精神科医サブカルチャーに関して詳しいようで、そんなような書籍も執筆しているようだが、精神科の過剰診断について言及してはくれないのだろうか。

 

今日の夜は、U-Nextで洋画を観る予定。

ちょこちゃんは、私に懐いてきたので「ジュディーは、この部屋に居るんだから話し掛けないと駄目だよ、とっても優しい子だったからきっとちょこちゃんと仲良しになったと思うよ」と言ったらポカーンとされてしまった。

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廃人日記in今年もあと僅か

今日は、午前中乳腺外科へ行きマンモグラフィーをしたが「やはり癌」と言われてしまった。

ステージが2位ならば切ればいいだけか・・・猫が後15年は生きるのでその間は

自分も生きないと猫が・・・殺処分の危険性が・・・。

昨日は、図書館へ行って本を借りてきた。

午後は、U-Nextで「いつかギラギラする日」を観た。

90年代のアクション映画・・・こんなに面白いとはビックリ(+_+)

萩原健一が、どう考えても死ぬでしょ・・・って場面でも死なない事とか演出の古臭さなどを考慮しても、面白い。

裏切りや、キャラクターの面白さ、テンポの良さなど最高。

ちょこちゃんは、家の中の場所によって「ニャン格」が変わるみたいでベットの上だと警戒心が強く、座椅子だと甘えてくる。

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廃人日記

U-Nextで「500ページ夢の束」を観た。

自閉症の女の子が、スタートレックの脚本を書き上げて郵送で間に合わない事が発覚して一人でロサンゼルスまで旅をするロードムービー

自閉症の女の子を演じているのが、ダコタ・ファニングという女優さんでこの間観た「メアリーの総て」で主演していたエル・ファニングって女優さんの妹のよう。

レビューを読んでいたら「自閉症」と「発達障害」の区別もついていない人が居た。

面白かったけれど、とりたててどうという内容でもなかった。

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犬を連れて旅に出るが、iPhoneを盗まれる主人公のウェンディちゃん。

 

我が家のアイドルちょこちゃん↓

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恋の手ほどき

レスリー・キャロン主演のミュージカル映画恋の手ほどき」を観た。

舞台版の主演がオードリー・ヘップバーンらしい・・・どうりで「おてんば娘が躾を受けて淑女になる」なんてオードリー・ヘップバーンの映画によくあるパターンを踏襲していると思ったら・・・。

オードリー・ヘップバーンの映画の場合基本のパターンは、一緒だけれどこの映画よりエンターティメント性が高いような気がする。

女に産まれたからには、いい男をとっ捕まえて・・・みたいな話で男尊女卑。

レスリー・キャロン主演なのに歌ってはいるけれど踊るシーンが・・・ない・・・。

衣装や美術は素晴らしいけれど、全体的にグダグダしていた。

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鬱病の患者ってのは「嫌な奴」ばかり。

今「断薬記」を読了した。

鬱病で断薬した人の手記。

「精神科の患者同士」ってのは内部にも「差別意識」があって「鬱病の患者」ってのは明らかに「自分たちは他とは違う」と思っている(他ってのは、もっと重篤な人達って意味だろう)

私も「鬱病」と診断されていた頃があるけれど、こんな嫌な自意識は持っていなかった。

「茶話会」とかに言っても顔に「他とは違う、自分はこんな連中とは違う」と自ら参加しておいて、明らかに顔に書いてある人が居る。

私は、親が後先考えなかった為に誤診に基づいて生活保護まで受けてしまった。

親とは、滅多に会いもしないし、心の底から憎んでいる。

法さえ許せば千回でも殺してやりたい位恨んでいる。

「精神科オピニオン」という書籍を読んでいると「自分の親」を殺したくってたまらなくなる。

「精神科の誤診」というのは、本人は言いにくいものなのだから「精神科セカンドオピニオン」の親たちのように「親」が言ってくれないと困るのに、私の親は言ってくれなかった。

おかげで、私の明らかな誤診が発覚したのは、中高年になってから。

成育歴を考慮して「発達障害」で成人後は二次障害の鬱を「鬱病」と誤診を受けていた。

もし私の親が「精神科セカンドオピニオン」に登場する「素晴らしい親たち」のような人達だったらこのように恨まない。

「茶話会」とかに行っても「ここに参加している人達と深く関わると損」と全員が全員に対して思っているんだろうな、と。

精神科(メンタルクリニックでも可)で「友達が出来ない」ってのはこういう事。

お互いがお互いを「こいつらと関わると損になる筈」と思って接している。

連絡先を・・・なんて言ったら異性同性問わず警戒する雰囲気がある。

そのような場に長年身を置いていた結果か「知り合いが欲しい」とは思わなくなった。

 

 

メアリーの総て

フランケンシュタイン」の原作者メアリー・シュリーの半生を描いた作品。

詩人パーシー・シュリーとその妻からパーシーを奪ったメアリーが愛人から本妻になるまでの物語。

その過程で単なる文学好きのお嬢さんが、生活力のある強い女性に成長していく。

様々な経験を経て多くの絶望を経験し、その想いを「フランケンシュタイン」に託したメアリー。

ふらふらと自由に生きているパーシーだけれど、メアリーに対する敬愛だけは本物だったようで、彼女が作家となるのに対しては協力的で理解も示している。

自分は、割とこの映画の当初思っていたのとは違うけれど足を踏み入れたからには、向き合う姿勢みたいなものを、パーシーとメアリーの生き方に感じ好きな作品となった。

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