近況。

今日は、ハローワークに一人で行った。

就労移行事業所を退所した事を障害者雇用窓口のおばさんに伝えたら

「伴走してくれる人が必要なのではないか」と暗に「一人で就職活動なんて無理!」と言うような事を言われて苦痛を感じた。

ハローワークって「就職斡旋」なんだろうに、立ち入るような事を言いすぎだと思う、殊に「障害者窓口」の人は「無理無理」と思っているんだろうな・・・とこちらが感じるような物言いをする(ように感じる・・・)

更に職業訓練校の事を口にしたらパンフレットをくれて帰路の電車の中で読んだら

「入校するには「高校卒業資格」が必要」と書いてあって撃沈した・・・私は高校は夜学に行ったけれど、卒業できなかったので「中卒」なので・・・。

ユーネクストで「Summer of 85」を鑑賞した。

フランソワ・オゾン監督との事で期待は跳ね上がったが結果的には、まぁまぁな作品。

ひと夏の男同士の出会いと別れを描いたBL。

オゾン監督は主役の二人に「マイ・プライベート・アイダホ」を鑑賞するように指示したらしい。

音楽とか映像は良いと思うけれど、片方が事故って亡くなりその墓の上で踊るだ、踊らないだちょっと意味不明だった。

オゾン監督はゲイらしいが、自伝ではなくちゃんと原作小説があるよう。

こういう若い男が出るBLものって一番関心したのは三十年位前に観た「太陽と月に背いて」だけれどきっと思い出補正されている筈だから改めて観たらそれ程でもないかも・・・。

又、深夜「疑惑」という松本清張原作の映画も鑑賞した。

こっちはすごかった。

桃井かおりが品性のない後妻を演じていて明らかな財産目当ての結婚だった為夫と彼女の乗った車が海に転覆して彼女だけが助かった事件の犯人と目されてしまう。

しかし確たる証拠は状況証拠のみでしかしながら前科もある彼女に対してマスコミは明らかに犯人に違いないと書き立て少しづつそれが事実であるかのように思われついに彼女は逮捕されてしまう。

弁護する弁護士に岩下志麻が扮して彼女の無罪を立証していく。

法廷でも暴言を吐いたりする後妻役桃井かおりが乗り移ったかのような名演。

岩下志麻桃井かおりの芝居が最高に良く、プロットは色々突っ込みどころもあるような気もするけれど、とにかく面白かった。