近況・・・「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

就労移行事業所へは相変わらず通所している。

数年前嫌な思いをして以降、元々「人間嫌い」だけれど益々それが酷くなってしまって

人と会話するのが苦痛なのだけれど。

就労移行事業所では、午後のプログラムがあって出るのも出ないのも利用者の勝手

なのだけれど、以前は一人で「自習」と称してExcelやWordをやっていたけれど最近はたまに、参加して親睦を深める努力をしている。

「心の底にある人間不信」とは切り離して表明上人と滞りなく関わる術は身に着けた。

昨夜は「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」という変わったタイトルの映画をU-Nextで観た。

主人公のオスカー少年は、アスペルガー症候群の疑いがあり人と接するのが苦手。

それを知る父親は、遊びを通じてオスカーが多少なりとも人と関わるのが上手になるように工夫する。

しかし、父親は9.11同時多発テロ事件によって亡くなってしまう。

父親の遺品の中から鍵をみつけた少年は、鍵穴を探してニューヨークの街を奔走し様々な人と関わりを持つ。

少年の父親役のトム・ハンクスがこの年齢の子供が居るにしては年を取りすぎている。

父親の死を乗り越える過程を描いていて後半(少年のお爺ちゃんが出てきたあたりから)グイグイ面白くなった。

「お母さんが死んだ方がよかった」とか言ってしまう少年・・・これは空気が読めない

アスペルガー症候群(の、疑い)だからこんな事を言ってしまうのか。

同時多発テロによってもたらされた哀しみや喪失を少年の成長を通じて描いている点は

良いと思う。

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